会社の成績を知ろう!貸借対照表の見方

約1000年の歴史を持ち、現在の経済を支え続ける貸借対照表

貸借対照表、英語ではバランスシートとも呼ばれる表をご存じでしょうか。

この表の見方を知っていると会社の資産、負債、純資産が一目瞭然で、外国語を学ぶと同様に世界が広がります。現在ではどのように投資するか計画することや、会社が不正をしていないか公認会計士がチェックすることや、会社の経営陣が戦略を考えることなどに広く使われています。

貸借対照表の他にも成績表としては、損益計算書やキャッシュフロー計算書などが重要です。しかしこれらも書くと量が多くなってしまうので、興味を持った方は残りも勉強してみてください!

最近はIFRSという団体が世界共通の貸借対照表を広めていますが、相違点があまりないため日本の簿記の方法を知っているだけで簡単に応用が利きます。ぜひ勉強しましょう!

貸借対照表が作られる工程

貸借対照表は会社の成績であるといいましたが、学校の成績は期末ごとに送られてくるのに対し、貸借対照表は一年に一度作成します。

しかし一年間の商売をすべて記録するので、忘れないように別の表に細かく区切ります。

仕訳帳と呼ばれるものはお小遣い帳のようなもので、取引ごとに記入していくのです。またそれを勘定という別の表に転記します。

また月ごとに勘定をに試算表に書き写します。

そして決算という3月くらいにある期間で財務諸表を作成するわけです。

貸借対照表を作るまでの流れ
ノート筆者: かえるさん

貸借対照表の構成要素

貸借対照表は、画像の左下にあるように右と左に分かれています。左側を借方といい、資産を記入します。右側は貸方といい、負債を右上に、純資産/資本を左下に記入します。

資産とは

借方にある資産とは、会社が保有している財産すべてを表しています。
具体的には現金、銀行預金、株式や証券などの換金しやすいものから、土地、建物、備品や商品などのものが含まれます。
会社の保有物がこの表で把握できるというわけです。
 

負債とは

負債は株主以外からくる資金全般を指します。様々な形をとり、支払手形、買掛金、未払金などがあります。この部分の割合が大きいと経営状況は好ましくないと分かります。

純資産とは

純資産とは株主からの資金と会社の稼いだ資金を合わせたものだと思ってもらえばいいでしょう。

株主からの資金は資本金や資本剰余金などと書かれており、純利益は利益剰余金などと書かれています。

この数字が多いほど、蓄えがあるよいうことですね!

筆者:あーさん

ざっと貸借対照表の見方を解説してみましたが、面白いと思っていただけたでしょうか。本物の貸借対照表はもっと複雑で、読みこなすにはさらなる勉強と経験が必要ですが、リターンは莫大です!ぜひCLEAENOTEで勉強しましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。


簿記の勉強をする上で重要な暗記について、こちらで有益な情報がまとまっています!!

https://news.clearnotebooks.com/ja/archives/2553