はじめに
共通テストを受ける受験生のほとんどが英語の「筆記試験」と「リスニング 試験」を受けられるかと思います。
筆記試験では長文問題が出題されますが、長文演習は高校1年生の頃から授業を通して当たり前のように行います。
しかし、リスニング はどうでしょうか?
学校の授業や塾でリスニング の練習はあまり行われないため、リスニング 問題の対策方法がわからない高校生が多いのではないでしょうか。
そこで、今回は以前アルバイト先の塾で行ったリスニング 授業で紹介した『リスニング 対策のポイント』についての記事を書かせていただきます!
リスニング ポイント① 先読み・推測・メモ
リスニング問題を解く上で最も重要なポイントの一つが質問文や選択肢の『先読み』を行うことです。
放送が流れる前にある程度先読みをしておくと、この後どんな内容の話がくるのか推測することができます。内容が推測できるだけで、初めて聞く英語でも頭に入ってくる量が段違いに変わります。そのため、リスニング問題を解く際はまず質問文や選択肢の先読みをし、これから流れる内容の推測を行うように心がけましょう。
放送は一度終わると次の放送が流れるまで少しだけ時間が空きますので、その時間をぜひ活用してみてください!
また同じくらい重要な作業が『メモを取ること』です。放送で流れてくる英語はとにかく早いので、聞き取れた内容や大事な部分は忘れないようにメモを取るようにしましょう。
メモを取る際は英語でも日本語でもどちらでも問題ないです。自分で素早くメモでき、なおかつ後でちゃんと確認できる言語でメモを取るようにしましょう。
リスニング ポイント② 出だしの音声を逃さない
共通テストのリスニング問題では質問文が書かれておらず、放送で流れてくる問題があります。
その際に、出だしの音声は必ず聞き逃さないように注意しましょう。なぜなら、英語で質問する場合には、『5W1H』という重要な要素が出だしに来る場合が多いからです。
参考までに『5W1H』とは、『What(何が), Where(どこで), Who(誰が), When(いつ), Why(なぜ), How(どのようにして)』のことです。
これらの表現は選択肢を選ぶ際の重要な手掛かりとなるので、必ず聞き逃さないようにしましょう。
リスニング ポイント③ 定型表現を覚える
リスニングの放送の中では、英語でよく使われる『定型表現』というものがよく出てきます。
そこで、過去のセンター試験で頻繁に出てきた定型表現をいくつかご紹介します!
【位置を表す前置詞】
・上下 above ↔ below
at the top ↔ at the bottom
・左右 next to = beside
・前後 in front of ↔ behind
・その他 near = by = close to
opposite = across from
between ≒ among
【道案内】
・How can I get to ~? ~へはどのようにして行けばいいですか?
・I’m looking for ~ ~を探しています
・go down/straight 下っていく/ まっすぐ進む
・turn right/left 右に曲がる/ 左に曲がる
・cross the street 通りを横切る
・around the corner 角を曲がる
【提案・返答】
・How about~? ~はどうですか?
・Why not ? なぜ~しないの?
・Why don’t you/we ~? ~しませんか?
・That’s sounds good/ いいですね
・You had better ~ ~したほうがいいです
・would rather A than B BよりAのほうがいいです
・Shall we ~ ? ~しませんか?
・I’m afraid ~ (残念ながら)~だと思う
・No way まさか
上で紹介した定型表現はあくまで一例に過ぎませんが、知っているだけで話の流れがスムーズに入ってくるかと思うので、ぜひ覚えてみてください。
リスニング の学習法
ここまでで問題を解く際のポイントについてご紹介しました。
では、リスニング力を向上させるために日頃からどんな勉強方法があるか。下のおすすめの学習法をぜひ参考にしてみてください。
①知っている単語・熟語を増やす
英語だけでなく外国語を学ぶ上で当然のことですが、単語を知らなければ絶対に聞き取ることはできません。
まずは語彙力を増やしましょう!
使用する単語帳は基本なんでも大丈夫です。学校や塾でおすすめされたもの、個人的に今使用しているものなどでいいので、毎日少しずつ語彙数を増やすようにしましょう。
②「英語耳」をつくる
普段聞きなれない英語を聞き取れるようになるためには、「英語耳」を作る必要があります。
そのために、毎日少しずつでもいいので英語を聞くようにしましょう。
海外のドラマ、映画、TED talk、Podcastなど最近では気軽に英語を聞くことのできるツールがたくさんあります。
自分が楽しく勉強できるものを見つけて、リスニング力を伸ばすようにしましょう。
おわりに
これでリスニング対策を行う準備はできましたか?
上で紹介したことが実践できればリスニングの点数は必ず伸びると思います。
ただ、リスニングはあまり時間をかけるべき科目ではないので、隙間時間などにぜひ実践してみてください!
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