【私立専願者必見】逆転合格を目指す社会選択科目:政治経済

はじめに

こんにちは!春になり、学年が上がって少しづつ受験に対する意識が芽生えてきた人も多いのではないでしょうか。

大学受験における社会科目で何を選択するのかって、結構悩みどころですよね。かくいう僕も、受験生の学年になるまでに選択科目が決まらず右往左往していました。

これは特に私立専願で受験を迎え、逆転合格を狙っている受験生に読んでもらいたい記事になります!

文系私立受験の中で唯一何を自分の手持ちにするか選ぶことができる科目が社会です。その利点を十分に活かしていきましょう。

 


知っておいて欲しいこと

まず、前提として私立文系受験は英語が最大の要です。多くの大学は英語の配点が他の科目より高く設定されています。さらに偏差値がブレにくく、ある程度以上の実力があれば点数が安定しやすいので、できる人とできない人の実力差が如実に現れる科目になっています。英語でいかに高い点数が取れるかどうかで合否が大きく変わります。

よって、極端に英語の偏差値が高い、という人以外は英語の対策に一番時間を注ぐべきです。また、英語は勉強を始めてから成績が伸びるまで時間がかかる科目であるということも抑えておく必要があります。

つまり、何が言いたいかというと社会の勉強時間はなるべく短くして英語に充てたいので、それに沿った科目選択をした方が良い、ということになります。(現時点で志望校に偏差値が届いていないのなら、尚更です)

そこで、僕がお勧めする科目が「政治経済」です。

なぜ「政治経済」という選択肢なのか?

なぜ「政治経済」を選択科目として選ぶことをお勧めするのか。これにはいくつか理由があります。

世界史や日本史よりも圧倒的に範囲が狭い

政治経済は、同じ社会科目である世界史や日本史と比較して、圧倒的に暗記の絶対量が少ないです。参考書の厚さからみても明らかなのですが、本当にびっくりするくらい違います。

しかも、一般常識で解けてしまう問題や元々知っているような知識事項も多いんです。まさにコスパ最強科目となります……!逆転合格を目指す人にはもってこいです!

 

 

成績が伸びるのが早い

上述した「暗記量の少なさ」というところにも関連してくるのですが、全範囲を1周するまでにかかる時間が短いため、全体の流れを掴みやすく、成績が他の科目より伸びやすいです。

また、暗記量が少ないため、難関私立大学などで出題される「教科書や参考書の隅っこに掲載されているマニアック問題」にも割と早い段階で手を出すことができます。これが解けるようになると模試の偏差値も爆上がりするので、モチベーションアップにも繋がります。

他の科目より勉強時間が少なくて済み、国英の対策時間に充てられる」と「マニアックな知識まで網羅し、受験をする際での大きな武器になる」という一見相反する2つの大きなメリットを同時に享受することができるのです。

 

 

実生活でためになる知識を得られる

これは少し受験勉強という括りから離れるのですが、 日本史や世界史と異なり、政治経済が扱っている事項は私たちの生活に関連したものばかりです。

世の中の政治の仕組みや経済の知識について詳しくなると、ニュースで聴く内容をもっと深く理解できたり、逆に誤った情報が発信されているときはそれに気づくことができます。受験のために勉強していることでも、自分自身の日常生活をより豊かにするための勉強として還元することができます。まさに一石二鳥です。

ノートの画像


政治経済選択のデメリット

しかし、もちろん何もかもいいことづくめというわけではありません。マイナーな科目であるという性質上、政治経済選択にはいくつかのデメリットがあります。

受験可能な大学・学部に制限がかかる

政治経済選択では、受けられる大学の幅が狭まってしまいます。具体的には、有名どころだと関西学院大学や立教大学、上智大学、慶應大学などは政治経済では受験できません。また、早稲田大学では社学・文・文構・人科は政治経済が使えません。このように受験校が減ってしまうのは痛いところではあります。(ただ、センター併用で政経の結果を使用する受験方式などを設けている大学はあります)

時事問題が出題される

時事問題が出題されるのは、政治経済選択の特徴です。これはメリットにもデメリットにもなり得る要素ではありますが、ただ参考書の勉強だけをすればいいのではなく、ニュースや新聞で現在の時流にも目を向ける必要があります。

受験直前期になると、各予備校が時事問題の対策講座を開講してくれるので、塾に通っていない人でもその講座だけ受けるのはアリだと思います。

勉強法

政治経済の勉強は、基本的にメイン参考書1冊、サブ参考書1冊でOKです。メイン参考書には「畠山のスパッとわかる爽快講義」や「蔭山の政治経済が面白いほどわかる本」などの講義系の種類のものを選びましょう。サブ参考書は「政治経済標準問題精講」などの発展知識を学ぶためのものを取り入れるとベターです。

まず、夏休みまではひたすらメイン参考書を回しましょう。1周目は全体の流れを大雑把に掴んで「ふ〜んこんな感じね」くらいのノリで大丈夫です。2周目以降は章を終えるごとに、該当する単元の問題演習を行っていきましょう。その勉強方法を続けつつ、3周、4周とどんどん参考書を回していくと知識が身についていきます。

秋以降から発展問題を解くためのサブ参考書を使用し、さらなるレベルアップを図ります。また、過去問演習もスタートさせ、志望校とのレベル差を確認しつつ間違えた問題をつぶしていきましょう。

暗記科目で大事なのは、少しの時間でもいいから毎日必ず触れることです。あくまで英語や国語に比重を置きつつ、成績を落とさないように知識のメンテナンスとアップデートを行うことを忘れずに。

 

最後に

いかがだったでしょうか!この記事が少しでも皆さんの科目選びの手助けとなれば幸いです。

すでに述べていますが、難関私立大学を目指す上ではどの教科も高いレベルの水準に達していることを前提に、さらにそこから他の受験生に差をつけなければなりません。(特に早慶)

実際僕は春の時点で英語が大の苦手だったので、選択科目を政治経済にして不得意だった英語に勉強時間を人より多く費やした結果、早稲田大学に逆転合格をすることができました。

皆さんも自分がどこに一番力を注がなければならないのを理解して、受験勉強に取り掛かりましょう!

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